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2016年07月26日

「日本の労働者意識の変化」について

仕事中、腰痛に悩む女性

皆さんこんばんは。
今回は「『忙しい人』になってはいけない。」という記事を読んで考えたことについて書きます。

記事の内容としては、
「いつも忙しくしている人は、よく働くので評価されがちだが、実は要領が悪いだけで成果をあまりあげていない」
というような内容。

自分もそうだなぁ、と思う。
労働効率が悪いやり方に固執したり、今までやっていた順番など、形式的なやり方に固執したりしてしまうので、効率化するのに一呼吸遅れてしまう。

それは大いに反省していますが、今日言いたいのはそれではなく、もっと抽象化して、「日本の労働者意識」のギャップが世代によって、人によって、大きく変わってきているな、という話。
(今回は世代によるギャップを例にとります)


僕よりも少し下の世代はよく「ゆとり世代」とひとくくりにされますが、僕の世代というのは上の世代(いわゆる団塊ジュニア?)と「ゆとり世代」の間に当たるので、両サイドの話を聞くことができます。

それで、両者の仕事意識の違いが大きいな、ということをよく感じます。

上の世代の方は、「成長意欲」がとても高い方が多いように思えます。
「成長」への価値の置き方がものすごく大きくて、個人の成長もそうだし、社会的ポジション、収入、家(マンション)、そして大きいところでは経済成長にいたるまで、とにかく上を目指すのが美徳、という考えです。

その考えのもとで行動している方は、そうでない考えがあることが信じられないと思うのですが、いわゆる「ゆとり世代」(ほんと、ひとくくりにしてすみません)の方々は、そこまでハングリーな「成長」への意欲がないように思えますし、逆に彼らにとっては「成長」の価値の重さが理解できないようです(だからこそ、齟齬が起きる)。

なぜか?

ひとつは、「疲れた」のではないかと思います。
上の世代を見てきて。

昔は能がなくてもがむしゃらに頑張れば、昇給できたし、評価も高かった。
お金持ちにもなれたし、社会的地位も向上した。
(ひとくちにはいえませんが、そういう傾向はあったと思います)

今は、上記記事のように、がむしゃらに頑張っているだけではなかなか評価されなくなってきている。

そして、毎日毎日残業して、会社に貢献して、そうすればお金持ちになって妻も子供も喜んでくれる、と思ってがむしゃらに働いた世代が、結局家族との時間を作れなかったことから、家庭が崩壊していく様も見ている。

バブルの崩壊以来、景気もよくならなかったし、生活もあまりよくならなかった。

「ゆとり世代」はプライベートの時間を仕事よりも大切にする人が多い、と言われますが、何かやりたいことや夢があって働いているわけでなく(つまり仕事=趣味ではなく)、さらに上記のように、がむしゃらに働いていればいつか家族孝行ができる、というモデルが崩れ去っていれば、仕事よりも家族の方が大事になりますね。
(この考え方は、理解できない人は本当に理解できないと思いますが、うまい説明が思いつかないので、今回は説明を割愛します)

もうひとつの理由は、よく言われていますが、飽食の時代に生まれ育っているのでハングリー精神がない、ということです。
欲しいものは(昔と比べれば)簡単に手に入る子供時代を過ごしている。
むしろ、大人たちが商売のために子供のご機嫌をとって、金儲けのために子供の欲しいものを作って売りまくったことも原因ですよね。

いい大人になんだから、自分たちが「ゆとり」だのなんだの言ってないで、自分で舵取りをすべきですが、「ゆとり世代」を作った人たちにもだいぶ罪がありますよ。

それを反省しないで批判ばかりするのはどうかと思います。
商売のために下の世代の教育を犠牲にしたのですから。

とにかく、今の若い世代は「成長」をあまり望んでいないように思えます。



これ以上の物質的「幸せ」って必要ですか?

もう、物質的便利さを追求して何かを犠牲にする生き方をやめた方がいいのではないか、と自分に問いかける毎日です。

※写真は記事とは関係ありません。



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次回は『真田丸』第25回について。

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Forefront / Joshu Washiya
※作曲、アレンジ、プログラミング、すべて筆者によります。














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Posted by 鷲谷 城州 at 22:04│Comments(0)ネット
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