2020年06月01日
『麒麟がくる』第15~16回―織田一族の関係性と斎藤新九郎高政の重臣たち
《令和5年11月7日更新》
皆さんこんばんは。
今回は令和2年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』第15~16回)に関しての楽しみ方を解説したいと思います。
大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない。
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に人物の読み仮名をのせています。
【『麒麟がくる』の楽しみ方】 | |
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・第1~2回―当時の三傑と明智家/リアルな戦の描写 | ・第3~4回―美濃の情勢/織田家の状況 |
・第5~6回―当時の京都の情勢 | ・第7~8回―尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢 |
・第9~10回―土岐一族とは/織田家の血縁関係 | ・第11~12回―なぜ朽木谷か?/信長家臣団の萌芽 |
・第13~14回―戦国最強の傭兵団/村木砦の戦い |
まずはあらすじ。
第15~16回のあらすじ
斎藤山城守利政(本木雅弘)は長男・新九郎高政(伊藤英明)に家督(かとく)を譲り、出家(しゅっけ)して道三を名乗った。
父に反抗的だった兄・高政が家督を継いだことによって、高政が夫・織田上総介信長(染谷将太)との同盟を破棄するのではないかと危機感を募らせる帰蝶(きちょう)(川口春奈)。
弟である孫四郎龍重(長谷川純)と喜平次龍定(犬飼直紀)に文を送り、明智十兵衛(長谷川博己)を訪ねて味方するよう頼むように指示した。
しかし十兵衛は、家督を譲ったのは道三様の判断だ、と言って孫四郎・喜平次へ味方するとは明言しなかった。
そうこうしているうちに、道三にひいきされる孫四郎・喜平次の存在に焦りを感じた高政は、病と称して2人を呼び出し、暗殺することに成功する。
知らせを聞いた道三は怒り狂うのであった。
道三が稲葉山(いなばやま)城を出て大桑(おおが)城に入ったことで戦の気配を感じた十兵衛は、道三に戦をさせないため尾張(おわり)に向かった。
信長が道三に味方しなければ、道三は戦を仕掛けないと踏んだためである。
帰蝶に会い、道三に味方しないよう求めたが、帰蝶は聞く耳をもたない。
十兵衛が孫四郎・喜平次に味方しなかったこと、そして、彼らが殺されたことに怒っていたからである。
帰路、稲葉山城を訪れた十兵衛は、高政より加増(かぞう)と領地替えの旨を伝えられる。
父祖(ふそ)伝来の土地である明智荘(あけちのしょう)を出なくてはいけないと知った十兵衛は、高政と敵対し、道三に味方することを決意した。
ということで、
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