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2020年03月29日

『麒麟がくる』第7~8回ー尾張国内の政治情勢/当時の三河情勢

名古屋城
《令和5年10月24日更新》

皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』第7~8回)に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回―当時の三傑と明智家/リアルな戦の描写 ・第3~4回―美濃の情勢/織田家の状況
・第5~6回―当時の京都の情勢


まずはあらすじ。




第7~8回のあらすじ


(きょう)にて三好長慶(山路和弘)を助けるために負傷した明智十兵衛光秀(長谷川博己)。
(こま)(門脇麦)の治療を受けて故郷美濃(みの)に戻り、主君である斎藤山城守利政(本木雅弘)と会うと、ある頼み事をされた。

斎藤(さいとう)家の宿敵織田弾正忠(おだ・だんじょうのちゅう)家の当主信秀(高橋克典)が和睦(わぼく)を申し込んできたのである。
その条件として、山城守の娘であり十兵衛の従妹(いとこ)である帰蝶(きちょう)姫(川口春奈)を息子の信長(染谷将太)の嫁にほしいということである。

十兵衛は山城守に、帰蝶を織田(おだ)家に嫁ぐように説得してほしい、と頼まれるのであった。

十兵衛は、織田信長の人柄を見極めるため再び尾張(おわり)に潜入するのであった。

尾張に潜入した十兵衛は、織田信長が漁から帰ってきたことに衝撃を受け、その印象を美濃に持ち帰る。

明智荘(あけち の しょう)で、帰蝶に尾張に嫁ぐべきか否かを聞かれた十兵衛は、尾張に行くべきと伝える

山城守は十兵衛の行動に大喜びするが、山城守の子高政(伊藤英明)は面白くない。

高政は十兵衛を呼び出し美濃守護(しゅご)土岐頼芸(尾美としのり)の御前で詰問しようとするが、結局十兵衛の意見は覆らなかった

ということで、
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)テレビ

2020年03月25日

夏目漱石『こころ』におけるKの寿命問題

こころ

mi-Lifeさんによる写真ACからの写真


皆さんこんばんは。
今回は記事「『初めからKが死んでいた』教科書の難易度によって、夏目漱石『こころ』の本文="Kの寿命"が削られる→皆さんのKの寿命情報が続々と」を読んでの所感です。


夏目漱石に興味のある方は、下記リンクをクリックしてください:
夏目漱石『道草』

同関連記事:
夏目漱石『倫敦塔・幻影の盾』

同関連記事:
夏目漱石『二百十日・野分』


記事概要。
割と多くの高校の教科書に教材として採用されている夏目漱石の名著『こころ』。

登場人物である「K」は下宿先の「お嬢さん」にひそかに恋をし、それを友人である「先生」に伝えます。

実は「先生」も「お嬢さん」に恋心を抱いており、「先生」は「K」を出し抜いて先に「お嬢さん」に想いを告げ、婚約してしまいます。

(※当時(大正初期)の恋愛の仕方、特に書生と呼ばれるエリート学生たちの恋愛の仕方は今とはだいぶ違いますので、注意が必要です。

『こころ』の場合も現代のように直接「お嬢さん」に告白して、付き合い始めて、その後時が経って結婚、というステップを踏みません)

「K」はそのことを苦にして自殺してしまうのですが、この自殺の場面に至るまでの抜粋箇所の長さが教科書によって違う、という話です。

(教科書によっては「K」の死後から抜粋が始まるようです笑)

この記事の観点自体は面白いと思ったのですが、これに加えて僕は別の観点で少し気になるところがあります。

なぜ教科書よって抜粋箇所が変わるという現象が起こるのか、ということだけではなく、なぜ夏目漱石の『こころ』を教科書に載せるのか、ということです。

それって、国語教育全体の在り方にかかわってくる話だと思うんですよ。

多くの人が国語教育の仕方をわかってないのではないでしょうか?
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)ネット

2020年03月21日

叡山焼き討ち―問題が山積みのときの対処法

延暦寺
《令和5年12月4日更新》

皆さんこんばんは。
今回は「ビジネスに活かす戦国合戦術」第14弾として「叡山(えいざん)焼き討ち」について書きます。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

第1回 今山の合戦
第2回 耳川の合戦
第3回 沖田畷の合戦
第4回 小豆坂の合戦
第5回 長良川の合戦
第6回 桶狭間の合戦
第7回 稲葉山城の合戦
第8回 金ヶ崎城の合戦
第9回 姉川の合戦
第10回 二俣城の合戦
第11回 一言坂の合戦
第12回 三方ヶ原の合戦
第13回 野田城の合戦

『歴史と旅』増刊「日本合戦総覧(昭和63年1/10臨時増刊、秋田書店)」の萩原雄二郎氏の記事をベースに他ブログさんの記事などを参考にさせていただいております(下記)。

合戦の概要がわからなければ何を学べるかわからないので、まずは合戦概要です!
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)趣味

2020年03月17日

クラシックゲームの恐怖で身震いしよう!(バイオ・ハザード2@プレステ1)

バイオハザード2①


皆さんこんばんは。
今回は平成10(1998)年に発売されたゾンビゲームの金字塔『バイオハザード』シリーズの第2作目『バイオハザード2』についてです。

昨今のゲーム業界はグラフィックの美しさや、プレイヤーをいかにやりこませるかなどを追究していますが、それはこのゲーム発売当時も変わりませんでした。

リメイク盤としての「RE2」(下記ブログさん参照)が発売されたにもかかわらず平成10年当時のプレステ盤を今更(といっても2年前ですが)やりつくしました。
(それを見ていた妻が僕よりもはまり「『バイオハザード2』(ゲームキューブ盤)を買ってもらった」の記事に至ります)

近頃のゲームのきれいすぎるグラフィックに飽きた方はぜひ、このクラシックホラーをやってみてください!

ポリゴン人間はカクカクしていて面白いですよ!笑

というわけでレビューです!
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(2)ゲーム

2020年03月13日

『麒麟がくる』第5~6回―当時の京都の情勢

紅葉と清水寺三重塔
《令和5年8月28日更新》

皆さんこんばんは。
今回は今年の大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』第5~6回)に関しての楽しみ方を解説したいと思います。

大河ドラマを見てみたけれど、歴史もよくわからないし、どう楽しんでいいのかわからない
歴史には興味あるけど、自分では積極的に勉強する気になれない、という方必見です!
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。


【『麒麟がくる』の楽しみ方】
・第1~2回―同時代の三傑と戦の様子 ・第3~4回―美濃の政治情勢と織田家の状況


まずはあらすじ。




第5~6回のあらすじ


尾張(おわり)から戻った明智十兵衛(長谷川博己)は鉄砲(てっぽう)の構造を知るために明智荘(あけちのしょう)出身の鉄砲鍛冶伊平次(いへいじ)(玉置玲央)という男を探した。

鉄砲鍛冶をやっているという近江国友村(おうみ・くにともむら)に行ったが将軍家(しょうぐんけ)の緘口令(かんこうれい)が布(し)かれていたため、伊平次は見つからない。
十兵衛はなんとか伊平次が京(きょう)にいるという情報を手に入れた。

斎藤山城守(本木雅弘)の許可を得て一路京へ向かうが、そこで細川藤孝(眞島秀和)という武士と出会う
彼は将軍家足利義輝(向井理)の側近で、堺(さかい)で出会った三淵藤英(谷原章介)の弟であった。

藤英に連れられて松永久秀(吉田鋼太郎)と再会した十兵衛は伊平次の居場所へ案内される。

遊女屋(ゆうじょや)にいた伊平次に鉄砲の分解を頼んだ十兵衛だったが、となりの部屋で久秀の主人である三好長慶(山路和弘)襲撃の計画を話しているのをきいてしまう

長慶と久秀の救援のために三淵藤英を訪れる十兵衛だったが、藤英は動かない。

しかし、話を立ち聞いていた将軍家義輝の命令により藤孝は十兵衛のあとを追う

十兵衛と藤孝は長慶と久秀の救援に間に合うが、十兵衛は負傷してしまう…

ということで、
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)テレビ

2020年03月09日

個性の確立は強大な自己矛盾を生み出す行為である

豆腐


皆さんこんばんは。
今回は記事「『世界に一つだけの花』の後遺症」についての所感です。

まずは記事概要です。
SMAPのヒットソングで槇原敬之氏が作詞・作曲した「世界でひとつだけの花」のリリースから20年近く経つ。

当時子どもだった世代はこの歌の影響を色濃く受けているが、歌詞の解釈の仕方に二通りあると思う。

そのうちの一つ、「努力しなくても自分たちは素晴らしいんだ」という解釈に影響されるあまり、根拠のない自己肯定感をもったまま大人になった人々が見られる。

そういった人々に見え隠れする「自分さえよければいい」という意識に危機感を感じる。


というような内容です。
(いつもの通り、正確なところは上記記事本文をご覧ください)

この記事について感じたのはやはり「個性」についての解釈だとかアプローチだとかの話。

この曲が流行ったとき、僕はこの曲の「ナンバーワンよりオンリーワン」という言葉に違和感を感じました

その違和感の一つとして、社会に出たら(当時の僕はまだ社会には出ていませんでしたが)競争が待ち受けているのに、学生時代に競争を否定された環境にいたら社会に適応できないじゃないか、ということ。


「形相」に言及のある記事を読みたい方は、下記リンクをクリックしてください:
学力テストの対策授業に物申す!

同関連記事:
堺屋太一『「大変」な時代―常識破壊と大競争』

同関連記事:
競争


それを否定して、「自分だけ」の何かを見つけられるほど個性的なのかオマエラ?
という攻撃的な感情が渦巻きました笑

しかし、それ以上にもっと気持ち悪い感情が渦巻きました。

そう、「ナンバーワンよりオンリーワン」に感銘を受けるような人はキモチ悪いんです。

なぜか?
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)ネット

2020年03月05日

野田城の合戦―統率力と「イメージ(印象)」の力

稲刈り後の四谷の千枚田
《令和5年12月15日更新》

皆さんこんばんは。
今回は「ビジネスに活かす戦国合戦術」第13弾として「野田(のだ)城の合戦」について書きます。
※記事下部に武家や公家の人物名の読み仮名を載せています。

第1回 今山の合戦
第2回 耳川の合戦
第3回 沖田畷の合戦
第4回 小豆坂の合戦
第5回 長良川の合戦
第6回 桶狭間の合戦
第7回 稲葉山城の合戦
第8回 金ヶ崎城の合戦
第9回 姉川の合戦
第10回 二俣城の合戦
第11回 一言坂の合戦
第12回 三方ヶ原の合戦

『歴史と旅』増刊「日本合戦総覧(昭和63年1/10臨時増刊、秋田書店)」の今川徳三氏の記事をベースに他ブログさんの記事などを参考にさせていただいております(下記)。

合戦の概要がわからなければ何を学べるかわからないので、まずは合戦概要です!
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)趣味

2020年03月01日

お食事しながらホラーな神秘体験!(ヴァンパイアカフェ(3))

ヴァンパイアカフェ


皆さんこんばんは。
今回は

・ヴァンパイアカフェに行った(1)

・お食事しながらホラーな神秘体験!(ヴァンパイアカフェ(2))

に続いてのヴァンパイアカフェレポート第3弾です!

前回は魔道書の中身とドリンクについてレポートしましたが、今回はその続きです。

トップ画像は確かお通しです!(違ったらごめんなさい笑)
クラッカーとクリームだったような気がします。黒いのはパンかな?

コンセプト負けせずに料理もちゃんとおいしいのがいいところですね。

続いて本格的なメニューたちが登場します!


ヴァンパイアカフェについての他の記事:
お食事しながらホラーな神秘体験!(ヴァンパイアカフェ(6))

同関連記事:
お食事しながらホラーな神秘体験!(ヴァンパイアカフェ(5))

同関連記事:
お食事しながらホラーな神秘体験!(ヴァンパイアカフェ(4))
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Posted by 鷲谷 城州 at 21:00Comments(0)食べ物